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バタバタママのNY日記

夫の転勤のため2人の娘と2回目のNY暮らし。マンハッタンで気楽に過ごした前回と違い、教育問題を抱えて今回はちょっと大変かも・・・。

It's almost like being in love

"It's almost like being in love."…Billy Elliot the Musical の宣伝に使ってあった文句だ。ニューヨーク・タイムスの評に出ていた言葉らしい。皆もそうなんだ!と思うと、何かホッとする。

 あれから実は、3回見に行った。一回目は、Kiril をどうやったら見られるか、とうるさく騒いでいる私に、だったら行ってみようと、主人が一緒に行ってくれたら、Kiril が演じる日だったので、何とプリミアム・チケットで見た。

 そのあと、今度は、土曜日のマチネを、前から取ってあったチケットで、娘と見た。この際、オリジナルの3人のビリーのうちのDavid かTrent を見てもいいや、と思っていたら、何と Tanner という、イギリスでビリーを演じている子が、ブロードウェイに助っ人として来た始めてのショーだった。Tanner もなかなか頑張っていて、良いショーだった。ショー終了後、Stage door で待ち、Tanner にサインをしてもらった。「今日は、ブロードウェイでの初めてのショー?」と聞いたら、「Yes」と答えてくれた。ファニーフェースが可愛かった。

 娘と2人で、「せっかくだから、夜の部のキャストの発表が何時間前にされるか見てみようか 」ということで、チケットのキャンセル待ちの人の列に入って待っていた。キャストの発表は、劇場入り口を入ったところのボードにされるのだが、90分前に発表する、と聞いていたのに、発表されたのは、一時間10分前。何と、その日のビリーは、Kiril !! これを見てしまったからには、娘も私も、帰れなくなってしまい、急遽夜の部もみることにした。(一日2回はちょっとやりすぎだったかな?)

 「チケットが取れる保証はありません」と劇場の人が言いに来たけど待ち続け、ついに開演の8時ちょっと過ぎに、やっと買えた。しかも、現金でなくてはいけない、ということで、近くのATMまで走った後、開演7分後位にやっと席に着けた。1階の後ろの席で、今までの席よりずっと悪かったけど、舞台全体を見渡せたし、お客さんの反応が良くて、面白かった。何回も見ていると思われる人たちもいたようだった。

 Kiril のビリーは、やはり、素晴らしかった。Tanner には悪いけど、バレーのシーンが全然違っていた。Kiril のバレーは、優雅で、軽やかで、スピードがあって、アスレティックだ。だけど、一度、大失敗があった。バレーのシーンで、椅子を落としてしまったのだ。すぐに取りに行って、何事も無かったようにバレーを続けたけど、ハラハラしてしまった。

 Tanner の時で慣れたので、当然のように出待ちをした。Kiril はすぐに出てきてくれて、サインをしてくれた。出待ちをしたかったのは娘なのに、イザとなると声さえかけられず、代わりに私がサインをお願いした。「I saw you 3 times. You are amazing!」と言ってしまった。他にも、Billy の友達Michael 役のDavid Bologna やバレーの先生の娘役の子と写真を取り、posh boy/tall boy 役のKeean (彼は最初に私が見たときにMichael を演じていた)にも、サインをもらった。

 今回、気がついたことだが、ブロードウェイのミュージカルでは、皆、結構 stage door で待って、サインをもらったり、一緒に写真を取ってもらったりしているらしい。出演者も、仕事のうちと考えているのか、出てきて気軽にやってくれて、話もしてくれる。 Tanner の時なんか、マチネということもあって、サインをしている主なキャスト以外にも、どんどん出演者が出てきて、普通のおじさん、おばさんのように、ニューヨークの街中に消えていった。

 今回のことで、何かミュージカルがとても身近になった気がした。キャストの発表の仕方、チケットのキャンセル待ちの仕方、出待ちの仕方などなど、いろいろな事がわかったし。キャンセル待ちをしているときなど、前や後ろの人たちと色々な話が出来て面白かった。

 キャンセル待ちの仕方がわかったからには、また、Kiril を見に、並びに行こうと思う。David も一度、見てみたいので、David の時も見てこようかな。6月7日にトニー賞の発表がある。もしBilly Elliot が取ったら、キャンセル待ちも気軽に出来るかどうかわからない。それまでに、もう一度は見に行きたいと思う。

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中毒

 ここのところ、家事がおろそかになっている。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと思っているのに何も出来ない。その原因は・・・Kiril Kulish。 そう、この間、書いた、Billy Elliot the Musical の主役を演じた子だ。

 昔からのミーハー心に火がついて、ミュージカルを見た日から今まで、毎日毎日、頭のどこかにBillyElliotの音楽が流れていたり、Kiril のことを考えていたりする。

 気がつくと、You Tube などで、Kiril の映像を見ている。映像の数は限られているので、何度も同じものを見るのだが、何故かあきることはない。その日の気分によって、Billy Elliot の場面を見たり、昔のバレーのコンクールや社交ダンスのコンテストの映像を見たり、インタビューを見たり、または Billy Elliot の主役探しのドキュメンタリーを見たり、と一度見だすと、かなりの時間を費やしてしまう。

 色々な記事も隅々まで読み出して、やけに詳しくなって、しかもそれを家族に伝えずにはいられないので、みんなにあきれられている。

 たとえば、Kiril の両親は、ウクライナから移民で、Kiril はアメリカのサンディエゴで生まれた。5歳からバレーを、そして8歳から社交ダンスを始めた。先日書いたバレーのコンクールの優勝のほかに、社交ダンスのコンクールでも、チャンピオンだった。お母さんにピアノを教わって、コンサート・ピアニストとしても活躍していたらしい。Billy に抜擢される前は、お母さんのホーム・スクールで勉強し、朝4:00に起きてロスまで社交ダンスを習いに行き、その後、オーディションなどを受けたりして、午後4時から8時はバレーのレッスンをする、という毎日を送っていたらしい。

 そんな生活の影には、お母さんの強い意志があったようだ。お母さんいわく、ダンスは彼にとって、“しなければならない事”だった。子供に、「これをしたい?」なんて聞かなくても良いの。親がさせたければ、ただやらせるだけ。ハミガキや算数は“しなければならない事”でしょ、ダンスもそれと同じ事。Kiril がダンスを大好きになってくれて良かったけど・・・。

 なるほど。天才の影には常に親の強い信念と惜しみの無い献身があるんだよな。親の努力が実って花開く人はほんの一握りなんだろうけど・・・。

 今も、お母さんは、サンディエゴでのピアノ教師の仕事も何もかも捨てて、Kiril と一緒にNew Yorkに来て、彼を全面的に支えている。インタビューでお母さんは言っている。「Kiril が幸せならそれで良いの。彼はいつも良い刺激を受けて帰って来るし、とても豊かな人間になれると思うから。」

  Kiril の強い意志とたゆみない努力、そしてお母さんのサポートで、Billy Elliot を卒業した後も、素晴らしいダンサーとして活躍してくれるに違いない。彼の一ファンとして、いつまでも応援していきたいと思う。

 Kiril の魅力を少しでもわかってもらいたいので、この間に引き続き、彼の映像を載せます。

 

 ああ、どうしても、もう一度観に行きた~い!!!

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Billy Elliot

  ブロードウェイ・ミュージカル、Billy Elliot を見てきた。あのElton John が音楽を担当したということと、TVで見た主役の三人(交替で演じる)の少年達のバレーが素敵だったことから、昨年始まった時から見たかったミュージカルだった。

 最初のうちは、お得な券なども出ていたのだが、そのうち人気が出てきて、切符がなかなか取れなかった。先日やっと券が取れて、今日見てきたというわけだ。

 いや~、本当に素晴らしかった。もしかしたら今迄見たミュージカルで一番良かったかも。

 閉鎖に追い込まれようとしている炭鉱の町に住む11歳の男の子がバレーに目ざめ、バレー学校をめざすというストーリーなのだが(以前に同名の映画になっている。邦題は、リトル・ダンサー)、主役の男の子が、本当にすごかった。今日の公演の主役は、Kiril Kulish という子が演じたのだが、バレーを踊っても、現代風の踊りを踊っても、タップをしても、バック転をしても、どれも本当に上手くて、ただただ、魅せられてしまった。特にバレーは本当に素晴らしくて、どれだけ見ても見たりないくらいだった。(Kiril Kulish は、どこかのInternational コンクールで2年連続優勝したという実力の持ち主らしい) ちなみに、Kiril は細いのに、全身しなやかな筋肉がついていて、時々シャツから覗くお腹の筋肉は、しっかり割れていた。

 歌はそれほど上手くはなかったけど、きれいな声だったし、演技も上手かった。何と言っても、この年頃の男の子のかわいさ、美しさ、力強さ、内なる怒りなんかがとても良く出ていて、舞台に引き込まれた。ビリーの心の動きを完璧に踊りで表現していた。

 ビリーの友人のMichael も、とても良い味を出していたし、お父さん役をはじめとする他の出演者たちも、とても芸達者だった。舞台装置もとても良く出来ていたし、とにかく楽しめた。亡くなったお母さんとのやりとりの場面では、2度ほど泣いてしまった。

 でも、何と言っても、このミュージカルは、主役のためのミュージカルだった。劇の終わりの方では、観客は皆、Kirilに魅せられていて、彼が踊るたびに、割れるような拍手が沸き起こった。最後には、当然、スタンディング・オベーション。Kiril は、本当に輝いていて、とにかく素晴らしかった。(Kirilの姿を見てみたいとい方はココをクリックして下さい。)

 役の性質上、Kiril は、声変わりをして、背が高くなってしまったら、このミュージカルを降りざるを得ないのだろうが、この先も、きっとどこかで活躍してくれるに違いない。今後とも、この、きらきらと輝く宝石のようなKirlに注目していきたいと思う。




 

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