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バタバタママのNY日記

夫の転勤のため2人の娘と2回目のNY暮らし。マンハッタンで気楽に過ごした前回と違い、教育問題を抱えて今回はちょっと大変かも・・・。

音楽会

 この辺に住んでいるピアノの先生などを中心に、ちょっとしたクラシックの音楽会を時々開いているのは知っていた。クラシックだし、私にはあまり関係ないな、などと思っていた。

 一方、私は、遡ること17年前にマンハッタンでレッスンを始めてから、様々な土地で、色々な形で続けていた歌を、新しい地でどのようにしてやろうか悩んでいた。

 そこに、降って沸いたような話が来た。音楽会を開いているメンバーの一人が今度の音楽会で歌いたいので、一緒に歌ってくれる人を探しているというのだ。娘達の学校の友達のお母さんが、そのグループに入っていて、電話をくれた。それも、どちらかというとクラシックの歌ではなく、ジャズっぽい歌が良いという。

 話を聞いていて、私は思わずほっぺたをつねりたくなった。「これって夢?!」電話の話では、メンバーは、そのお母さん以外は皆、音楽大学出身の人で、どんな曲の伴奏でもその場で付けてくれるとのこと。「歌いたい歌があったらソロで歌ってください」などと信じられないことを言ってくれる。

 こと歌に関しては、私は相当図々しい性格なので、「気に入らなかったらいつでも首にしてくださいね!」などど言いながらもすっかりその気になって参加させていただくことにした。

 練習に行ったのは、コンサートの会場にもなるメンバーのお宅。リビングにグランドピアノが2台おいてある。ピアノの先生方が1人で、2人で、または4人で素敵な曲を練習していた。「こんなプロの集団に私なんかが参加しても良いのかな。」、「私の歌を聞いて内心しまったな、と思っても取り消せなくて困ってないかな」などど心配になりながらも、図々しく、2曲、もと音楽の先生と一緒に歌わせていただいた。私の音域に合った、ジャズっぽい曲は何とかなったが、オペラの曲のコーラスは、思うように声が出ず、かなり苦戦した。

 コンサート当日。メンバーの人達が、子供の学校関係やピアノの教え子などに宣伝したおかげで、30人以上の人が見に来てくれた。先生方が素敵な曲を次々と演奏した後に、私たちの歌2曲を披露し、その後で皆に参加してもらってクリスマスソングなどを歌った。コンサートの後は、こちらが用意したり、お客様が持ってきてくれたお菓子とコーヒーでワイワイ楽しんだ。

 社交辞令かもしれないが、皆、一様に楽しかったと言ってくれた。義理で来てくれている人も多いのかもしれないが、この辺は娯楽が少ないので、少しは本心かもしれないな、と自分を納得させた。

 メンバーの人たちも、とても楽しかったようで、「これからもスプリング・コンサート、サマーコンサートと、やって行きましょうね。」と言われた。クラシックの音楽家たちの中に一人変なのが入ってしまった感じで、申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、歌うことが好き、という点では誰にも負けないので、精々たくさん練習して、何とか端っこにおいてもらえるように頑張りたいと思う。

 歌える場所がある、ということが私にとってはとても大事だ。日常の大変なことや嫌なことが、歌うことで一瞬にして吹っ飛んでいってしまう。いわば私の元気の元だ。これで少しは私がうるさくなくなると、子供達もホッとしているに違いない。

 
 
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